デジタル遺品、放置すると何が困るの？～遺族が直面する3つの課題～
admin最近よく耳にする「デジタル遺品」という言葉。スマートフォンやパソコンの中に残された故人のデータのことですが、具体的にどんな問題が起こるのでしょうか？
1. 大切な思い出への「アクセス障壁」
「お父さんが撮りためていた家族写真を見たいけど、パスワードが分からない...」
これが最も多い相談です。スマートフォンやパソコンには、故人との最後の家族旅行の写真や、大切なメッセージが眠っているかもしれません。しかし、パスワードが分からないために、それらの大切な思い出にアクセスできない状況が発生します。
2. 継続課金による「予期せぬ出費」
デジタルサブスクリプション（定額制サービス）の解約忘れも深刻な問題です。動画配信サービス、音楽ストリーミング、デジタル新聞など、月額料金が引き落とされ続けることがあります。気づいたときには、かなりの金額になっていたというケースも少なくありません。
3. 放置された「SNSアカウント」のリスク
故人のSNSアカウントをそのままにしておくと、アカウントの乗っ取りや、なりすましの被害に遭うリスクがあります。また、知人が故人のアカウントに気づかずメッセージを送ってしまい、遺族が心を痛める事例も報告されています。
まずは「現状把握」から
デジタル遺品の整理は、相続手続きの一部として考えることをお勧めします。特に以下の3点を確認しておくと安心です：
故人が利用していたデジタル機器の把握
有料サービスの利用状況の確認
SNSアカウントの有無の確認
早めの対応が、後々の負担を軽減することにつながります。ご不安な点がございましたら、まずはご相談ください。IT技術者としての経験を持つ行政書士が、ご遺族の気持ちに寄り添いながら解決策をご提案いたします。
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📌 こんな方におすすめ
- 家族に負担をかけたくない方
- 不要なデータを確実に削除したい方
