DX推進指標はこう書く!わからないなら「0」でOKな理由と、設問の“正しい読み方”

〜DX認定取得の第一歩は“背伸びしない”ことから〜


はじめに:「設問が悪い」と思って当然です

DX認定を目指す企業が最初に直面する関門が「DX推進指標」です。
しかし、多くの現場からはこんな声が上がっています。

  • 「設問の意味がわからない」
  • 「どこまで答えればいいのか分からない」
  • 「曖昧な言葉ばかりで判断できない」

それもそのはず。DX推進指標の設問は、曖昧かつ抽象的です。
本記事では、「分からないなら0で出してOK」という前提のもとで、無理なく正直に対応する方法を紹介します。


DX推進指標とは:現状把握のための自己診断ツール

IPA(情報処理推進機構)が提供する「DX推進指標」は、企業のDXの成熟度を自己診断するためのチェックツールです。
重要なのは以下の点:

✅ 高得点を取ることが目的ではない
✅ 戦略を練るための「診断結果の参考資料」である
✅ あくまで「現状の見える化」であり、正直さが最も評価される


✋ 設問が悪い=あなたが悪いわけじゃない

実際の設問は次のような特徴を持ち、非常に分かりづらくなっています。

1. 抽象的・官僚的な表現が多い

例:
「全社的視点で戦略を策定し、KPIを設定しているか」
→ 具体的に何をどこまでやっていれば「ある」と見なされるかが不明

2. 1問に複数の確認事項が混在

例:
「経営層の関与のもと、全社横断的な体制が確立されているか」
→ 経営層の関与?体制?全社的?…どれか1つでも不安なら「0」にせざるを得ない

3. 判断基準が曖昧

例:
「ITシステムの柔軟性が確保されているか」
→ 柔軟性って何?どんな指標で判断するのか不明


✅ 分からないなら「全部0」で出してOKです

多くの企業が「意味が分からない」状態で無理にスコアを盛って出しています。
しかし、それはむしろ逆効果です。

  • 無理に背伸びして書くと、戦略文との矛盾が生じやすい
  • 「整っている」と書いたのに、人材数「0人」では評価に不整合
  • 認定審査では、内容の一貫性が最も重視される

分からなければ「0」で出すのが正しい対応です。
本来の目的は、“自社の現状を正確に知ること”です。


✍ 書き方の実践例:「わからない」を前提とした回答方法

設問:DX実現に向けた体制はあるか?

➤ 「体制とは何を指すのか分からないため、現時点では“0”と判断」
➤ 「現場・経営層間で共通認識がなく、推進責任者も未設置のため“0”」

このように、理由を添えて「0」と書くことで、後の改善に活かせます。


⚠ よくある誤解と現実

誤解実際
高得点なら認定される❌ 点数は重視されず、戦略文との整合性が重要
指標に書けば申請できる❌ 申請には別途「戦略文書」の提出が必要
とにかく埋めればよい❌ 無理に埋めると後で辻褄が合わず差戻しの原因に

📌 まとめ:「設問が悪いなら、誠実に“0”と書く」

  • 設問が分からないのは、あなたの責任ではありません
  • “理解できないものには答えない”という判断はむしろ正しい
  • 無理せず「0」と書いて、あとから理解・改善していくことが本来の目的です

💬 最後に:わからない設問は、“翻訳”してしまおう

もし設問を見て「意味不明…」と思ったら、その設問を送ってください。
もっと分かりやすい日本語に“翻訳”して解説します。


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